2022.3.3 2023.1.24

みなさんは、webサービスを利用するときに、二段階認証を設定していますか?

普段から設定しているという方にとって、Googleの提供する二段階認証アプリグーグルオーセンティケーター(Google Authentidcator)は馴染みのあるアプリだと思います。


情報にアクセスする際、IDやログインに加えて、アプリ内で発行される、定期的に変更がかかる6桁のワンタイムパスワードを入力することで、認証を二段階にしてセキュリティーを強固にすることができます。


二段階認証が主流になってきた最近では、こちらのアプリを使っている人もかなり増えました。

使い方も簡単で、普段の利用で困ることはほとんどないと思いますが、注意していただきたいタイミングがあります。


それが「スマートフォンの機種変更」です。


AndroidからAndroid、そしてiPhoneからiPhoneの機種変更は、とても簡単でアプリも自動で新しい機種に移すことができますよね。


例えば「LINE」というアプリは、ログインをすることで、そのまま過去のトーク履歴がリセットされることもなく使うことができます。

しかし、グーグルオーセンティケーター(Google Authentidcator)のアプリはそのまま新しいスマートフォンで起動しただけでは、連携していたサービスが何も表示されない状態になっています。


そこで今回の記事では、スマートフォンの機種変更をしたときにグーグルオーセンティケーター(Google Authentidcator)のデータを移行する方法について、ご紹介します。


具体的には、

データ移行に必要なもの
データ移行方法
まとめ

この順番でご紹介していきたいと思います。


3分程度で読める内容になっていますし、読めば今後の機種変更時にデータをなくしてしまうという大惨事を防ぐことができますので、ぜひご一読を。


データ移行に必要なもの

データ移行に必要なものは、初期化していない状態の旧スマートフォン、そして新しいスマートフォンです。


実は、グーグルオーセンティケーター(Google Authentidcator)でワンタイムパスワード発行に必要な情報はスマホのストレージ内に保存されます。

そのため、機種変更時にはユーザーの責任で予めデータ移行を行う必要があります。


万が一、旧スマートフォンを不用品販売やセキュリティー上の目的で初期化してしまったら、復旧は不可能、とまでいきませんが、とても大変になりますので、必ず初期化前にデータ移行をするようにしましょう。


データ移行方法

グーグルオーセンティケーター(Google Authentidcator)のデータ移行は「エクスポート」「インポート」で実施できます。

新旧のスマホを準備できれば、簡単に移行が完了します。


それでは、実際の操作をご説明します。


【STEP 1】アカウントのエクスポート(旧スマートフォンで実施)

まずは、旧スマートフォンでアカウントのエクスポートの準備を行います。



これでエクスポートの準備は完了です。


次は新しいスマートフォンでの操作に移ります。


【STEP 2】 アカウントのインポート(新スマートフォンで実施)

ここでの操作も、難しいことは何もありません。

STEP 1で取得したQRコードをスキャンするだけです。

新しいスマートフォンで、グーグルオーセンティケーター(Google Authentidcator)のアプリを初めて開く場合と、すでに利用を始めた場合で若干操作が異なりますので、下記の手順を参考に作業を行いましょう。

はじめてアプリを利用する場合

既にアプリを利用している場合

この操作で、旧スマートフォンの情報がそのまま、新スマートフォンに移行されました。

各スマートフォンを同時に確認すると、表示される「ワンタイムパスワード」「有効時間」は同じです。


【STEP 3】旧スマートフォンのデータを処理(旧スマートフォンで実施)

こちらは、必要に応じて行う作業です。

旧スマートフォンの今後の取り扱いに応じて、データを残してくか削除するのかを決めましょう。


自分で持ち続ける場合は、どちらでも特に問題はありません。


まとめ

二段階認証は、認証の手間が増えるだけに、設定を億劫に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、最初にもお話したように、今後はセキュリティー強化の観点から、二段階認証を採用するサービスがどんどん増えてくると予想されます。

私達ユーザーは、自分の情報を守るために早い段階で慣れて、活用すべきです。


今回ご紹介したデータ移行作業は、遅かれ早かれ、多くの人が実施する必要のある作業です。


今回の記事を読んで、作業自体をすぐに覚えられなくても、この記事の存在は頭の隅に置いておくか、保存しておいて、実際に作業が必要になったタイミングで活用できるようにしましょう。


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