2023.1.12 2023.1.24

年明けになると、確定申告シーズンの到来です。

一度行えば難しくない確定申告ですが、初挑戦となると

確定申告って、難しそう

このような不安感を持つ方も多いと思います。


そこで今回の記事では、確定申告の超基本について、下記の順番にご紹介します。

確定申告とは
確定申告の手順
まとめ



確定申告とは

確定申告は、1月1日から12月31日までの1年間に生じたすべての収入(売上)から経費を引いた「所得」の金額と、所得金額に応じた「所得税(+復興特別所得税)」の額を計算して自己申告し、納税する手続きです。


確定申告の手続きを行う期間は、原則として、所得が発生した翌年2月16日から3月15日の間に、確定申告書を所轄の税務署まで、書類または電子データで提出します。
(3月15日が土日祝の場合、翌月曜日が期限日)


また、確定申告には「青色申告」「白色申告」という2通りの申告方法があります。


青色申告は、控除額が高い分、簿記の専門知識が必要となる「複式簿記」での帳簿付けが求められるため、後述する白色申告で申告を行うことができれば十分です。

さらに、青色申告で申告を行うためには、事前に「開業届」「青色申告承認申請書」を下記の期限内に提出する必要があります。


・開業日が1月1日から1月15日までの場合は、青色申告承認申請書を3月15日までに提出

・開業日が1月16日以降の場合は、青色申告承認申請書を開業から2ヶ月以内に提出


提出できなかった場合でも、白色申告で申告を行えますので、特に問題ありません。


白色申告で申告を行う場合、青色申告のような事前の書類提出は一切必要ありません。

白色申告は控除額が少ないですが、簡易簿記(単式簿記)が認められているため、簿記の専門知識がなくても簡単に確定申告ができます。



また、確定申告は、個人事業主やフリーランスだけが行うものと認識される場合も多いですが、会社員のような給与所得者も対象となる場合があります。

さらに言えば、確定申告が不要な人でも、所得税を余分に支払っていた場合は、確定申告で余分に支払っていた分を申告することで、還付を受けることもできます。

自分が確定申告の対象者かどうかは、下記の表で簡易的に確認できますので、不安な方は確認しておきましょう。


引用元:freee webサイト

確定申告のやり方

確定申告の全体像がわかったところで、実際の確定申告の手順を 紹介します。

基本的には、下記の流れで進めていきます。

①必要書類を準備する
②期間内に税務署に申告(申告書を提出)する
③納税するor還付を受ける


各ステップについて説明する前に、最も覚えていただきたいことは、確定申告は税務署に【相談】できるということです。

確定申告の書類作成方法申請手順は、所轄の税務署に電話をかけて質問・相談することができます。

下記の国税庁のwebサイトに記載の「確定申告電話相談センター」から、自分の所轄の税務署の問い合わせ窓口に電話をすることができますので、ぜひ活用しましょう。

>国税庁公式webサイトをチェック<


また、電話での問い合わせの他にも、所轄の税務署に直接訪問して、窓口で質問・相談することもできます。

税務署によっては相談に予約が必要な場合もあるため、一度webサイトまたは電話で確認してから訪問することをおすすめします。

特に初めての確定申告となると、わからないことばかりで不安を感じる方がほとんどだと思いますが、税務署の相談窓口を最大限有効活用すれば、安心して申告できます。

不明点は、遠慮せずにどんどん質問しましょう。


すこし話がそれましたが、先述した確定申告の3ステップを一つずつご説明していきます。


①必要書類を準備する

確定申告に必要な書類は、主に下記の5つです。

・確定申告書

・本人確認書類(マイナンバーカード)

・銀行口座がわかるもの

・所得を明らかにできるもの

・控除証明書


ただし、個々の状況によって、必要なものが異なりますので、不安な方は税務署に問い合わせして、確認するのがおすすめです。

確定申告書は、税務署の窓口で直接受け取る事もできますが、下記の方法でも書式を入手することができます。


・国税庁のWebサイトからダウンロード(→こちらから)

・確定申告書等作成コーナーから出力(→こちらから)

・税務署や市区町村役場の税務課、確定申告相談会場で直接入手

・税務署から郵送取り寄せ

・確定申告に対応した会計ソフトを利用


「わからないことは電話または窓口に聞く」を合言葉に、お好みの方法で入手してみてみましょう。

確定申告書以外の書類についても、税務署に問い合わせて、自分の場合は、何が必要かを確認しながら、揃えていけば間違いありません。


②期間内に税務署に申告(申告書を提出)する

申告期間(翌年2月16日から3月15日)内に、確定申告書を提出します。

提出方法は、基本的に「窓口」「郵送」「インターネット(e-Tax)」の3通りです。

各方法で、下記のように締切が異なりますので、申告の際には注意しましょう。

窓口:3月15日17:00(時間外収受箱は翌朝の回収時までに入れる)

郵送:3月15日消印

e-Tax:3月15日24:00


e-Taxは、PCやスマホを使いインターネット上で確定申告を完了できて手軽かつ便利ですが、マイナンバーカード等の登録を事前に行うなどの準備が必要になりますので、余裕を持って申請を進める必要があります。

特に確定申告初挑戦の方は、初回は自分が申請しやすい方法を選択して申告を行い、次年度申請以降に電子申請に挑戦するのがおすすめです。



③納税するor還付を受ける

確定申告の結果、納税が必要になった分は、基本的に確定申告を行う期限内に納税します。

確定申告後に、税務署から納付書の送付や納税通知書等によるお知らせはありませんので、申告書だけ提出して、うっかり納税を忘れないように注意しましょう。


納税方法も、振り込みや口座振替、クレジットカード納付等、いろいろな方法が用意されていますので、詳細は下記の国税庁webサイトから確認しましょう。

もちろん、納税方法について、税務署に電話や窓口で直接相談することも可能です。

>納税方法をチェック<

還付を受ける場合、還付金は確定申告書の提出から1ヶ月~1ヶ月半程度を目安に入金されます。

e-Taxの申告の場合は、もう少し早い傾向があります。


まとめ

今回の記事では、初心者向けに確定申告の概要と手順をご紹介しました。

初心者向けとはいえ、確定申告に初めて挑む方は、実際に手続きを行うにあたり、不明点がたくさんあると思います。


この記事で最も伝えたいことは、確定申告とは決して怖いものでも難しいものでもないということです。

わからないことは、遠慮なく所轄の税務署に問い合わせて相談しましょう。

窓口で直接相談すれば、その場で書類作成をサポートしてくれます。


万が一、申告内容を間違えてしまっても、申告期間内であれば、あとから修正もできますので、気負うことなく安心して手続きを進めていきましょう。


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