2022.2.9 2023.1.24
証拠金取引なら、効率よく資産を増やすことが可能です
投資は現物取引が安全です

こんな話を聞いたことはありませんか?

効率よく資産が増えるなんて魅力的な言葉ですよね。

興味はあるけれど、そんなうまい話、ちょっと怖い。
そもそも現物や証拠金ってなんですか?

このように思われた方も、現物取引と証拠金取引がどんなものかを理解できれば、ご自身の判断基準で危険を回避して、納得感を持って投資に取り組むことができます。


そこでこちらの記事では現物取引証拠金取引の基本についてご紹介します。


具体的には

現物取引とは
証拠金取引とは
現物取引と証拠金取引のメリット・デメリット
まとめ

この順番で、ご紹介していきます。


5分くらいで読める内容になっていますし、読めば現物取引と証拠金取引の基本をしっかり理解した上で、投資を行うことができるようになります。

ぜひ最後までお付き合いください。


現物取引とは

仮想通貨における現物取引とは、自分の保有している資金や通貨のみを使って行う取引です。

それは、当たり前のことでは?

そう思われた方は、正しい認識です。

多くの方が通常行っている取引がこの方法によるものです。


現物と言われると、なんだか生ものみたいなイメージを持ちやすいですが、現物(あるもの)、すなわち自分が持っている資産で行うのが現物取引です。


証拠金取引とは

仮想通貨における証拠金取引とは、自分の保有している資金を証拠金という名の担保にして取引所からお金を借り、預けている証拠金の何倍もの金額で取引ができる取引のことです。


ちょっとわかりずらいので、具体例でご説明します。


手元に投資用資金が100万円あったときに、これを取引所の口座に証拠金として預けます。

そうすることで100万円×レバレッジ倍率分の金額の取引を行う事ができます。

レバレッジ2倍の取引を行う場合は、上記の例では200万円分の金額(通貨)を動かすことができます。


ここでレバレッジという言葉が出てきましたが、証拠金取引とは、別名「レバレッジ取引」とも言われます。

レバレッジというのは、日本語で「てこ」を意味する英単語です。

てこの原理で、小さな力で大きなものを動かせることを、少ない資金で大きな金額の取引を行えるところからこのような名前がついています。


また、証拠金取引は実際に通貨を売買するのではなく、証拠金を担保にしてお金を借り、将来の価格変動を予想して取引を行います。

そこで利益を出すことができれば、取引所から実際に取引をしたのと同じ額の利益を受け取ることができ、負ければ損失分は自分で補填します。


現物取引と証拠金取引のメリット・デメリット

それぞれの取引形態について基本がわかったところで、メリットとデメリットをご紹介していきます。


メリット

まずは、メリットからご紹介します。

メリットとデメリットは対の情報ですので、両方しっかり把握するようにしましょう。


現物取引のメリット

自己資金の範囲内で投資をするため、自身の資金力の範疇を逸脱することなく投資ができます。

そのため、資金が0になることはありませんし、自身が予め決めた予算の範囲内で投資を行うことができます。


証拠金取引のメリット

自分の資金力では不可能な額の取引を行うことができるため、利益を出すことができれば、効率的に資金を増やすことができます。


例えば元手が10万円で現物取引を行ったときに、1万円分利益が出たとします。

同じ取引をレバレッジ10倍の取引で行った場合は、100万円で取引をしたとみなされますので、元手10万円のまま利益は10万円になりますから、現物取引と比較して10倍の利益です。


また、実際に通貨を保有することなく取引するので、購入していなくても、売却取引を行うことができ、そのため下落相場での利益が出すことが可能です。

このように、現物取引よりも取引の幅が広がるメリットがあります。


デメリット

メリットが大きくても、デメリットから想定されるシナリオが許容できなければ、その投資は行うべきではありません。

デメリットを把握したら、自身がどれほどのリスクを追うことができるのかをしっかり認識しながら、投資法を選択しましょう。


現物取引のデメリット

自己資金の範囲内でのみ投資が可能なため、資金力が、狙える利益にダイレクトに影響します。

つまり少額しか投資できない人は、少額の利益しか出すことができません。


デメリットにあげていますが、一方でこれは当たり前のこととして認識している方が多いのではないでしょうか。

投資に取り組まれる方の多くは、自分の可能な金額と許容可能なリスク範囲でおこなっています。


証拠金取引のデメリット

証拠金取引では、取引で損失が出た際に、損失分は自己資金から削られます

大きな金額を動かす取引では、パーセンテージとしては小幅な損失でも、金額にすると大きいため、自己資金を簡単に失ってしまう大きなリスクがあるのです。


これはレバレッジの倍率が高ければ高いほどハイリスクです。

資金を「溶かす」という言葉があるほど、この取引方法で自己資金をあっという間に失ってしまう人は、とても多いという現実も認識しておかなければいけません。


まとめ

今回は、現物取引と証拠金取引について、基本とメリット・デメリットをご紹介しました。


証拠金取引で利益を出す人は、たしかに0ではありません。

しかし、自己資金を失ってしまう人の方が圧倒的に多く、かなりハイリスクで超上級者向けの取引方法であることは間違いありません。


投資をする方の中には、ほんの一握り天才的に稼ぐ方も存在しますが、多くの方はそうではありません。


試しに行った取引で何度か利益を出せたとしても、利益を出し続けるのはあまりに難しい方法です。


この客観的事実から、取引方法は現物取引がおすすめです。


一方で取引方法は、各個人の自由です。

どうしても証拠金取引を行いたいという方は、予め最大損失額をしっかり把握した上で、その額をなくなっても良いお金でまかなえるかを精査した上で行うようにしましょう。


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