今回の記事では、イギリスの航空会社「ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)」について、下記の3点をご紹介します。
AMEXポイントからのマイル移行手順
特典航空券の予約方法
利用日当日の搭乗方法
AMEXポイントからのマイル移行手順
ブリティッシュ・エアウェイズのマイルは「Aviosポイント」というもので、AMEXポイントからの移行で獲得することができます。
AMEXポイントからAviosポイントへの移行は、webサイトからの手続きまたはコールセンターへの問い合わせで可能ですが、コールセンターが最も簡単で間違いのない方法のため、おすすめです。
お持ちのAMEXカード裏面に記載のAMEXコールセンターに問い合わせをして、Aviosポイントへの移行を依頼しましょう。
問い合わせ時は、ブリティッシュ・エアウェイズのお客様番号の控えを手元に準備しておくと、やりとりがスムーズです。
また、マイル移行時にメンバーシップ・リワード・プラス(年間参加費:3,300円(税込))に加入することで、ポイントの移行レートが大幅に向上しますので、マイル移行時には加入しておきましょう。
マイル移行手続きをコールセンターで行う場合、メンバーシップ・リワード・プラスの加入については、基本的に案内がありますので、その時に加入できればOKです。
また、メンバーシップ・リワード・プラスは一度加入すると1年間有効ですので
「半年前に、同カードに貯まったAMEXポイントをANAマイルに移行したときにメンバーシップ・リワード・プラスに加入した」
という方は、別途加入する必要はありません。
ちなみに、マイル移行完了までの所要日数は、通常5日程度です。
特典航空券の予約方法
無事にAviosポイントに移行が終わったら、下記の手順に従って特典航空券を予約しましょう。
JALの国内特典航空券を予約するためには、距離に応じて最低でも片道10,500Aviosポイント以上が必要になります。
ポイント不足分は、現金等で補填することも可能ですが、お得度が下がるため、基本的には、ある分のポイントを使って、すべてポイントで特典航空券を取得するのがおすすめです。
Aviosポイントは保有ポイント数が変動する都度、そのタイミングから有効期間3年間になりますので、ポイントの追加や利用を上手に行えば、実質無期限で利用できます。
ちなみに予約の際、ブリティッシュ・エアウェイズにはアプリがありますが、アプリの言語は日本語非対応のため、英語が苦手な方はアプリではなく、下記webサイトからの予約がおすすめです。
これからご紹介する操作手順も、webサイトをスマホで操作したときの画面でご説明します。
実際に予約する方は、手順を見ながら一緒に作業を進めていきましょう。
※空港コード記入例※
羽田空港:HND
伊丹空港:ITM
那覇空港:OKA
※3桁の空港コード検索※
出発地・目的地に入力する空港コードがわからないという方は、下記のwebサイトで検索が可能です。
使用例:【空港名 ⇒「3レターコード」】を選択して、検索テキストに目的地の空港名を入力する
※0円のクレジットカード決済のポイント※
Aviosポイントで全てを賄う場合も0円でクレジットカード決済を行う必要があります。
AMEXは0円でも決済可能ですが、その他については、決済ができない場合が多いため、決済ができなかった場合は、手順㉕の上部にある「記載のFlying Startに寄付する」という欄で10円だけ寄付するなど、決済額を発生させることでカードの決済を問題なく行うことができます。
お疲れ様でした。
こちらで無事に特典航空券の予約が完了し、手元に控え(メール、印刷物など)も獲得できました。
ブリティッシュ・エアウェイズは、予約後に内容を確認したり、コールセンターに問い合わせを行う場合に、この予約番号予約番号が必要になる場合が多いので、控えはなくさないようにしましょう。
特典航空券予約のポイントと注意点
ブリティッシュ・エアウェイズはイギリスの航空会社であり、国内の航空会社とは異なる点もあります。
事前に理解しておくと便利なポイントをまとめたので、確認しておきましょう。
予約は片道ずつがおすすめ
ブリティッシュ・エアウェイズのホームページでは、片道・往復どちらでも特典航空券を取得可能です。
しかし、おすすめなのは片道ずつ予約を行うこと。
それは、ブリティッシュエアウェイズの特典航空券は、往復で予約を取った場合、往路を利用したあとに復路便をキャンセルすると、Aviosポイントが返還されないためです。
例えば、往路3月1日・復路3月7日の往復で特典航空券を取得して、往路便利用後、3月7日の便をキャンセルした場合は、Aviosポイントの返還はありません。
つまりキャンセルは、同じ予約の中の特典航空券がすべて未使用の状態でないとAviosポイントを返還してもらえません。
より柔軟にキャンセルを行うためにも、予約は片道ずつ行いましょう。
コールセンターでの航空券予約・キャンセルは手数料がかかる
国内の航空会社の場合、コールセンターに手続きをお願いしても手数料はかかりませんが、ブリティッシュ・エアウェイズの場合、特典航空券の予約やキャンセルをコールセンターで依頼すると、手数料として2,000円がかかります。
ANAやJALでは、コールセンターで特典航空券予約をお願いしていたという方も多いと思いますが、ブリティッシュ・エアウェイズでは、ぜひオンライン予約をお試しください。
一方で、コールセンターで何かを質問するためのお電話には手数料などかかりませんので、不明点がある場合は、有効活用しましょう。
ちなみに、オンライン手続きでエラーがでた場合や特典航空券予約後24時間以内のキャンセル手続きには、手数料がかからない場合もありますので、問い合わせの際には手数料がかかるかどうかを聞いてみるのがおすすめです。
ブリティッシュ・エアウェイズコールセンター
【番号】
03 3298 5238
【営業】
月〜金(土日祝日は休み)
09:00-12:00
13:00-17:00
※Aviosポイントを利用して発券した特典航空券は、搭乗から24時間以上前であれば、キャンセルもしくは日程変更が可能です。
コールセンターの対応は日本語が話せる外国人の方が多い
ブリティッシュ・エアウェイズのコールセンターのスタッフは、日本語が話せる外国人の方である場合がほとんどです。
基本的な会話は全く問題ありませんが、コミュニケーションの取り方や伝え方などは、馴染の日本人スタッフの対応とは異なることもあります。
しっかり対応してくれますが、よりスムーズに話を進められるように、質問内容などは整理しておくのがおすすめです。
【裏技】コールセンターで特典航空券を手数料なしで予約
先述の通り、コールセンターでの特典航空券の予約及びキャンセルは、基本的に手数料がかかります。
しかし、予約をキャンセルするときにエラー画面がでてしまった場合など、事由によって手数料なしで手続きをしてもらえます。
例えば、特典航空券予約時、JALの特典航空券の決済がエラーになってしまって予約ができなかず、コールセンターに問い合わせした場合も、通常は予約手数料無料で対応してくれます。
そのため、コールセンターで特典航空券を予約してもらいたい場合は、最初に用件を説明する際に、
「JALの特典航空券をオンライン予約しようとしたのですが、決済がエラーになってしまって予約ができませんでした。」
この内容をお伝えしてみてください。
手数料無料で対応してくれる可能性が高いです。
座席指定はJALのホームページから
特典航空券の予約はブリティッシュ・エアウェイズのホームページで行いますが、予約後の座席指定はJALのホームページからのみ行うことが可能です。
座席指定のためには、特典航空券予約時に発行された「予約番号」が必要になりますので、手元に持っておきましょう。
まずはJALの公式ページにアクセスし、下記の手順に従って行うことができますので、一緒に進めてみてくださいね。
これで当日の座席指定ができました。
JALの国内線ではなく「国際線」からの検索になる点には注意しましょう。
予約の変更・キャンセルについて
特典航空券を取得してから、予定が変更になって予約を変更・キャンセルしたいこともあると思います。
ブリティッシュ・エアウェイズはキャンセルに柔軟で、オンライン手続きでキャンセルを行う場合、出発24時間前までならキャンセル料はかからず、マイルは全て返還されます。
一方で予約変更の場合は、オンラインであっても手数料が5,740円必要です。
そのため、予約を変更したいという場合も、一度予約をキャンセルして、別途再予約したほうが手数料がかからずお得です。
このとき注意が必要なのは、キャンセル後にAviosポイントが返還されるまで、通常24時間程度かかるという点です。
保有のAviosポイントに余裕がない場合は、ポイント返還後に再予約を入れられるまで24時間程度を要するため、出発日まで余裕がない場合などは注意が必要です。
ちなみにすでに触れましたが、コールセンターでの予約変更手続きを行った場合は、基本的に別途2,000円の手数料がかかります。
搭乗の際に行うこと
無事に特典航空券を予約し、予定通り搭乗できる場合は、出発の24時間前から1時間前にJAL公式ページで「Webチェックイン」をしておくと、搭乗の際に空港でスマホやJALカードを通すだけで、保安検査場を通過できるようになります。
便利な機能ですので、活用できる方はおすすめです。
下記のURLからJALの公式ページにアクセスして「チェックインする」をタップ、あとは予約番号から対象の予約を検索して手続きできればOKです。
ちなみに「万が一に備えて紙でも持っておきたい」という方は「ホームプリント搭乗券」という紙で出す用のチケット画面を表示できますので、必要に応じて活用してみてください。
また、もちろんWebチェックインは必須ではありません。
「Webチェックインがうまくできない」
「対人カウンターのほうが安心」
という方は、当日JALのカウンターで手続きができればOKです。
予約番号を見せるとすんなり手続きしてくれますが、混雑する場合も多いので、空港には時間に余裕をもって到着するようにしましょう。
※Webチェックインをした場合もJAL国内線の通り保安検査場には出発の20分前に通過しておく必要がありあす。
まとめ
今回の記事では、ブリティッシュ・エアウェイズのマイルであるAviosポイントについて、下記3点をご紹介しました。
AMEXポイントからの「移行」
特典航空券の「予約」
出発時の「搭乗」
AMEXの新規入会特典で貯まったポイントはANAマイルに移行するのが最もおすすめですが、カードの銘柄によっては年間移行上限が設けられています。
そんなときに残りのマイルの移行先としておすすめなのが、Aviosポイントです。
国内の航空会社であるANAやJALとは使い勝手が異なる部分もありますが、使い方を理解しておくことでAMEXポイントを100%有効活用することができるようになりますので、ぜひこの記事を辞書代わりにして、手続きにチャレンジしてみてくださいね。
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