最近よく聞く「メタバース」。
特に仮想通貨投資経験者は一度は耳にしたことがあるかもしれません。
そんな最近話題沸騰のメタバースですが、まだまだ先進的な技術。
こんな感じで、イメージもついてない方がほとんどではないでしょうか。
そこで、こちらの記事では新しい時代を作るかもしれないサービス、メタバースについてどんなものなのかをご紹介します。
具体的には、
メタバースとは
メタバースでできること
メタバースの課題
まとめ
この順番でご紹介していきたいと思います。
5分程度で読める内容になっていますし、読めばメタバースについて基本を理解できますのでぜひご一読を!
ちなみに、今回の記事は執筆にあたり、中田敦彦のYouTube大学というYouTubeチャンネルを参考にしております。
今回ご紹介するメタバースについても触れていますので、ぜひチェックしてみましょう。
【NFTとメタバース①】デジタル資産になぜ数十億円もの価値がつくのか?世界の未来はどう変わる? |
【NFTとメタバース②】NFTはゲーム・ファッション・スポーツ・音楽業界の未来をどう変えるのか? |
メタバースってなに?
まずは、メタバースという言葉の説明からさせていただきます。
メタバース(Metaverse)という言葉は、実は海外のSF小説家が
メタ(Meta:超)とユニバース(Universe:宇宙)を掛け合わせて作った造語です。
直訳すると「超宇宙」になってしますが、実際の意味と全く関係ない意味になりますので、ご注意を。
では、メタバースはなにかというと「3D仮想空間」です。
ここで
でもちょっとまって。テレビゲームと何が違うの?
このように思われた方もいらっしゃるかもしれません。
おっしゃるとおり、私たちはすでにポケットモンスターなどのゲームで3D仮想空間を利用しています。
しかしテレビゲームは、メタバースには入りません。
メタバースは、3D仮想空間の中でも一定の条件を満たしたものを指します。
その条件が、下記の2点です。
・自分が電源を切っても世界は永続している
・いつでも誰でもその世界に同期できる
一言ではちょっとわかりにくいので、それぞれについて少しご説明していきましょう。
【条件1】自分が電源を切っても世界は永続している
例えば、先程例にあげたポケットモンスターのゲームの場合、ご自身がゲームをやめて、ゲーム機の電源を切ればゲームの世界もシャットダウンされいます。
一方メタバースは、ご自身がその世界から離れているときでも、仮想世界自体は存在し続けています。
現実世界と一緒です。
【条件2】いつでも誰でもその世界に同期できる
メタバースでは、一つの世界を参加者みんなで共有しています。
永続的に存在する仮想空間に参加者全員が自由に出入りできます。
そして、参加者がそれぞれ主動しているというのも、特徴です。
Youtubeのように特定の誰かが発信して、それを他の参加者みんなで見るというものではなく、参加者全員がそれぞれの活動を主動します。
要は、仮想空間であっても現実世界と同様、好きな時に好きな場所で好きなことが出来るのです。
メタバースでできること
今までの説明で、よくゲームをされる方は
こう思われるかもしれません。
そのとおりです。
モンスターハンターなどが有名ですが、世界中の人と好きな時にオンライン上で共闘できるオンラインゲームは、メタバースの一種と言えます。
このようなゲームは、実は10年以上前から存在しています。
そう考えると、メタバースは新しいものではないように感じてしまうかもしれんません。
確かにメタバースは、実はすでに身近な存在ですが、今までのメタバースで出来ることは、かなり限定的でした。
例えばオンラインゲームは、文字通りゲームしか出来ませんよね。
しかし、これからのメタバースはこの点が大きく変わります。
現実世界と同じように自由に仮想世界が使えるようになるのです。
「ほぼ現実世界と同じことが出来る」
これは具体的にどのようなことを言うのか、これからのメタバースで出来ることについて、いくつか具体例をあげて見てみましょう。
仮想空間の中に土地を所有して、売買できる
現在、メタバースを提供している会社はすでに複数存在しています。
そして、各会社がそれぞれに有限の仮想世界を作っています。
この有限というところがポイントで、ユーザーは自分がアカウントを作っている仮想世界の中で、現実世界と同様に土地を売買出来るのです!
購入した土地では、3Dの構築物を自由に作ることが出来ます。
家やお店だけではなく、仮想空間の中にさらにゲームをするゾーンを自分でつくることも可能です。
このような3D建築の需要から、今後は3Dの建築家という新しい職業が生まれると言われています。
そうなれば、世界中の有名人や有名メーカーの近くの土地は価格が高騰しそうです。
人気者のまわりには、たくさん人が集まりますから、もしも自分の土地がその直ぐ側にあればたくさんの人たちに見てもらえる可能性があります。
もしそんな土地で、お店を開いたら?
どのような効果を得られるかは想像に易いですよね。
さらにいえば、このような仮想世界の土地価格の変動性と有限性を利用して、仮想正解でも土地の投資が出来るようになります。
バーチャル世界で投資家も誕生しそうですね。
メタバースで稼ぐ
今までは、Pay-to-Play(プレイするために支払う)の時代でしたが、これからはPlay-to-Earn(稼ぐためにプレイする)時代が来ると言われています。
メタバースの中で、現実世界と同様に経済活動が出来るようになるということです。
例えば
・建築事務所を開く
・アバター用のファッションの店を開く
・メタバース内でアイドル活動を行う
・ゲームで獲得したアイテムを販売する
このようなことも出来てしまいます。
メタバースの中でプレイすることが、立派な経済活動になりますから、これからは、お母さんが子供に「ゲームをするのはやめなさい」ではなく「もっとゲームしなさい」という時代が来るかもしれません。
世界中の人とメタバース内で交流する
メタバースに国境はありません。
今まで住む場所が遠い人と出会うのは、特別な機会がない限り難しいものでした。
しかし、これからは違います。
同じメタバースを共有していれば地球上でどんなに距離が離れていても関係ありません。
これからは、家の中でも海外の文化をもっと身近に感じられそうです。
メタバースの課題
メタバースがあれば、今まで出来なかったたくさんのことが出来るようになりそうです。
しかし実際のところは、私達の日常に根付き普及するサービスに成長するためには、まだまだたくさんの課題があります。
莫大なインフラ費用がかかる
「自分のアバターを介して、いつでもだれとでもコミュニケーションがとれる」
この環境を整えるのは提供側にとって、実はかなり大変で、設備投資や運用のランニングコストに莫大な費用がかかります。
実際に、現メタ社(旧フェイスブック社)は年間1兆円以上をメタバースに投資すると発表したそうです。
莫大な費用がかかれば、ユーザーが支払う額もそれなりに大きくなってしまい、結果、サービス利用の障壁になってしまうことが考えられます。
これはぜひ改善していただきたいところです。
必要価値の拡大
先程、メタバースではいろいろなことが出来ると説明しました。
その中でも特に期待されているシーンの一つが、リモートワークです。
世界中の取引先と仮想空間上で簡単に会議を開いたり、コミュニケーションをとることが出来るためです。
確かなメリットがある一方で、会社側でわざわざ費用を割いてまで導入するくらいの価値があると判断されるかどうかは、現時点では微妙という意見もあります。
これは、今後のメタバース技術、コスト、ビジネルモデルの発展に期待するポイントです。
まとめ
課題こそあるものの、これはあくまでも新しいサービスであるがゆえのこと、メタバースの今後の展望には大きな期待が持てます。
これまでのご説明でもイマイチピンとこない方は、2018年にアメリカ合衆国で公開されたSF映画「レディ・ープレイヤー1」という映画がまさしくメタバースを描いているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
映画『レディ・プレイヤー1』予告1【HD】2018年4月20日(金)公開 |
あくまでも映画でフィクションですが、メタバースについてのイメージを掴むにはピッタリの作品です。
これから本格的な普及が予想されるメタバース、今のうちにどんなものか掴んでおくことで、時代の流れにしっかりついていくことができます。
この記事を読んでくださっている方の中からも、メタバースでお仕事をする方が出てくるかもしれません。
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